Executive Summary
- MECEとはもれなくダブりなく考える思考ツールである
- 現状を把握するためにMECEで分解してみることが大事である
- 目的に沿って適切な切り口を考えよう
もれなくダブりなく

こばじゅんさん、今度うち知り合いが居酒屋を始めるらしくてちょっとヘルプを頼まれたんです。

へ〜キッチン?

違います!マーケティング施策です!

ああ、そういうことね(笑)

ターゲットとして、カップル・カップル以外・地元客をそれぞれどうするか考えているみたいなんです。何かアドバイスできないかなって考えてます。

なるほど。まず一つ言えるのはその切り口はMECEじゃないね。
今回はMECEに関するお話です。
MECEとはある要素を「もれなくダブりなく」切って考える思考法で、次の頭文字をとっている
ダブりなく、もれなく
- Mutually
- Exclusive
- Collectively
- Exhaustive
MECEは現状を把握したり、なにかアクションを起こすときにターゲットを決める際に欠かせない思考法です。
上記の後輩さんの知り合いの方のようにMECEの思考法で切り口を考えないと、せっかくのアクションが効果を発揮しない、または非効率になる可能性があります。まずは、「もれなくダブりなく」で考えてみましょう。



上記はMECEで考えられていないパターンを紹介しました。
ここからは実際にMECEで考える際の切り口として参考にできるものを紹介します。
カテゴリ、変数、プロセスなどで切ってみる
さてMECEの切り口としてビジネスシーンではいくつか考え方があります。紹介するのはほんの一例ですが、まずは考え方の例として参考にしてみましょう。

全体をカテゴリでくくるパターン。年齢、国籍、住所、学術的分類などカテゴリの種類はたくさんありますが、そのシーンに適切なものを選びましょう。

事象を変数で切るパターン。その事象を方程式で表し、その要素を素因数分解することでMECEの考え方をはめ込みます。ビジネスシーンでは定量的なアウトプットの原因分析をする際に有効です。

あるシーンをプロセス、すわなち時系列で切って見るパターンである。
ビジネスシーンでは業務プロセスや、業界を分析する際はバリューチェーンをベースに考えてみたりすることが多いです。
このように物事をMECEで捉え考えることで、無駄なアクションを防ぐことができるのでぜひ身につけておきましょう。
以上、コバログでした。
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