Executive Summary
- なぜその問題が起こったのか、を考える上では3Mが重要
- 3MとはMan(人)、Mon(物/技術)、Management(組織・仕組み)
- 3つの視点から直接要因→根本原因を探る
はじめに
こんにちは、コバログ運用者のこばじゅんです。
今回は原因追求に関するフレームワークを取り扱います。
本ブログが初めての方は、下記コンセプトをご覧ください。
「なぜ」という問いかけは重要だが抽象的
こばじゅんさん、聞いてください。
最近部下が仕事でミスをしたので、
原因を調査しているんですが、、、
うん
「なぜそのミスが起きたか?」という問いかけに
皆回答がバラバラで。。。
「注意力がなかった」とか「やり方が悪かった」とか。
なるほどね。
よく「Whyを5回繰り返して真因を探れ」というトヨタ式が重要だ、
と教えられるけど実は3Mの構造が頭に入っていないといけないんだ。
3Mの構造?
今回は原因追求における3Mのフレームワークに関するお話です。
3Mにより表層的な原因だけで思考を止めない
5W1Hの中では次の通り具体的な回答を得られるものと、抽象的(又は深みが異なる)回答となるものがあります。
具体的な回答を得られやすいもの
What, When, Which, Where
抽象的な回答になりやすいもの
Why, How
何か問題が発生した時に「なぜ (Why)」という問いかけを行うことで要因を分析しますが、直接的な要因から根本的な要因を探る際に、「どの切り口で思考を深掘りするか」ということが非常に重要です。
そこで、有効なフレームワークとして3Mがあります。
これは前述の通り、要因をMan/Mono/Managementの視点で分析するものです。
具体例をみていきましょう。
下記は、スピード超過をして列車が脱線した事故を例に、3Mの視点で真因分析を行なったものです。
このように、操縦士に要因を求める視点のみならず、列車そのものの(ツールや技術)に原因を探る視点やその背後に隠れた企業ルール・文化が根本的な要因になっているかどうかを探ることが重要です。
まとめ
問題や失敗、ミスが発生したときは直接的な要因から根本的な原因へと深ぼる視点が大切です。
その際、Whyを繰り返すことで原因を深ぼることが重要ですが、「3M」の視点を持って探るようにしましょう。
特に真因分析になれていない部下や新人はこの視点が備わっていないので、人によって期待した回答が返ってこない場合や、思考が表層上/一部分で止まるケースがあります。
こう言った場合は、この3Mの視点を共有することで多角的に原因を捉えていく視点を育成しましょう。
私自身も日々現場で部下がミスした場合はこの視点で彼らの分析をレビューするように意識しています。
以上、3Mの要因分析に関するフレームワークでした。
グッド・ライフ b
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