Executive Summary
- 読書する際はポートフォリオを意識してみよう
- ポートフォリオ意識の一歩として教養なのか、トレンドなのかを切り分けよう
- さらにそこから教養の中でも基礎/応用 × ビジネス/非ビジネス のマトリックスを意識しよう
教養を身につけるものとトレンドを追いかけるもの
こばじゅんさん、最近ビジネス書はどんな本を読んでるんですか?
教養でビジネス系だと経営やマーケティングの基礎や名著を読んでるね。
トレンドをキャッチするものだと、DX関連かな
読むべき本が沢山あって迷いますよね〜
新卒の人にどんな本を読んだほうがいいかって聞かれていて、なかなか回答が難しくて。
そうだね〜、人によってもおすすめできる本が違うから一概には言えないよね。
まずは、読書ポートフォリオの概念から教えてあげるのもいいかもよ。
読書ポートフォリオ?
今回は「どのような本をどんなバランスで読むべきか」という読書ポートフォリオに関するお話です。
【参考】以前、読書の管理管理術に関する記事も記載したので、こちらも参照してください。
まず読書と一言に言っても、「7つの習慣」などのビジネス書もあれば、写真集、詩集、小説、雑誌など非ビジネス書もあるし、ビジネス書の中でも教科書的な「概念や基礎」を学ぶものもあれば、最新トレンド・技術に関するものや事例集なんかもある。
ここでは、「ビジネス・QOL向上」に活かせるものにフォーカスをあて、さらにそこを教養を身につけるものなのか、トレンドを追いかけるものなのかに分けて考える。(下参照)
上記のように分けたとき、今自分が読んでいる本はどっちのタイプなのか、そしてそのようのバランスで読むべきか、というのを考えてみよう。
当然仕事のタイプや業界によっても大きく異なるであろうが、比較的その仕事の初期であればまずは基礎を学べる「教養」にフォーカスを当てつつ、最新の感覚を掴むために「トレンド」をちょっと読むような、教養側に比重をおいた読み方になるだろう。(例:教養:トレンド = 9:1)
教養を身につけるためのポートフォリオ
さて、上記のように教養 or トレンドの軸で分けさらにそこから教養についてもブレイクダウンして考えてみる。
- ビジネス OR 非ビジネス
- 基礎 OR 応用
の2軸で考えた際、このマトリックスの中で本をどのような割合で読んでいくか、ということが教養スキルを上げる上でのポートフォリオを組む(戦略的に読書をする)ことなのである。
このポートフォリオは業界、職種、そして年齢によっても構成が変わる。
例えばイメージしやすいものは年齢だ。なぜなら若いうちはその業界・職種・社会人としての基礎を学分必要があり、基礎ができてきたらもっと高度な応用を身につける必要がある。
そして、その応用は関連するビジネスのみならず、その外側(非ビジネス)から学ぶことでより幅広い活用ができるようになる。(下図参照)
このようにして、自身のポートフォリオを意識した上で読むべき本を選んでいくことで効率よくビジネススキルのアップをにつながると思います。
ぜひこの考え方を取り入れ、ご自身の読書戦略に活かせてもらえればと思います。
以上、コバログでした。
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