Executive Summary
- Excelがは全ビジネスマンができるべき必須スキル
- 覚えておくべき機能・関数・ショートカットは限られる
- コツさえ掴めば誰でもできるようになる
分析に必要なスキルを抑えておこう
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こばじゅんさん、今度うちのマーケティング部門の新人にExcelの基礎を教える講座の担当に選ばれたんです。全体の構成案を考える必要があるんですが、何かアドバイスありますか?
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そうなんだ、大変だね。
ちなみにどのくらいのレベル感を想定しているの?
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Excelを触ったこともない、という子は流石にいなくて「相対参照」とか「かんたんなグラフの作成」とかはできそうです。
ただ、関数についての知識や、データ分析の際のお作法については知っていることそうでない子のばらつきはありそうですね。
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なるほどね。マーケティング特有のデータ分析まで踏み込むかどうかはポイントだけど、一旦「基礎的な分析技術やお作法」について組んだほうがよいかもね。
あ、ちなみにマクロはスコープ外かな?
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はい、マクロは今回はスコープ外でお願いします。
基本的な分析スキルの土台が身につけられればよいかと思います!
今回はExcelを使った分析技術に関するお話です。
本記事ではコンサルの新人やビジネスマンが基本的に身につけるべきExcelの分析技術についての全体像について触れたいと思います。
また、全体像を触れた後、今後の何回かの連載として各機能やお作法について解説していきたいと思いますので、ぜひ皆さんもこれを機にExcelの基本技術を身に着けていきましょう!
覚えるべき機能と関数の全体像
さて、Excelを覚えていく際に3つポイントがあります。
- Excelの機能についての理解と応用
- Excelの関数についての理解と応用
- ショートカット
Excelの機能はバージョンが上がるごとに拡充されており、非常に多様な機能や関数が用意されています。
しかし、それらをすべて覚える必要はなく重要な点に絞って学べば現場レベルでは十分でしょう。
ポイントとしては「その重要な部分をどこまで知っているか」、そして「スピード感を持って使いこなせるか」という事です。
まずは全体像を見ていきましょう!
- フィルター
- ヒートマップ
- ピボットテーブル
- 参照元/参照先トレース
- 合計する
- SUM/SUMIFS/SUBTOTAL
- 数える
- COUNT/COUNTA/COUNTIF/COUNTIFS
- 分岐させる
- IF/IFERROR
- 平均値/中央値/加重平均をとる
- AVERAGE/AVERAGEIF/AVERAGEIFS/MEDIAN/SUMPRODUCT
- 参照する
- VLOOKUP/HLOOKUP/INDEX/MATCH
- クレンジングする
- SUBSTITUTE/JIS/ASC
- シミュレーションする(楽観/普通/悲観)
- CHOOSE
- セル結合に対応する
- ISBLANK/ISTEXT/ISNUMBER
- 日付を取り扱う
- TODAY/YEAR/MONTH/DAY/DATEVALUE
- 文字を切り出す
- LEFT/RIGHT/MID
- データ量が多くなった際の裏技”高速vlookup”
- シート名を切り出す”INDIRECT関数”
- リスト値が追加されても自動対応される”OFFSET関数”
- 比較ができる”ファネル分析”
- 優先度をつけるための”バブルチャート”
- 予測、外れ値、グループを判別する”相関分析”
- 定着率・行動予測の”コホート分析”
さて、上記一つでもピンとこないものはありましたでしょうか?
そんなあなたはまだまだ甘い!
、、、とは言いません(笑)
Excelの技術はなかなか体系的に学ぶ機会も少ないですし、そうなると現場で少しずつ覚えていくのが一般的なので知識の偏りが発生してしまうのが普通です。
ご安心ください。
このブログではそのような使える知識や武器を、できるだけ広く体系的にお伝えできればと思っています。
逆に上記知らないものがあったら、それは伸びしろがあるという事ですね!
ぜひ私と一緒に学んでいきましょう!
今後何回かの連載で上記のテクニックやポイントをお話していこうと思います。
以上、コバログでした。
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